ネオとのまいにち。

悪性リンパ腫と診断された猫ネオとの暮らしの記録

リンパ腫と診断された時

ネオがリンパ腫の疑いがある
と言われたのは、
クリスマスの前のことでした。

獣医の先生は
たぶん気を使ってくださったのか、
「何かよくないものがあるかも」
とおっしゃいました。

癌とか
腫瘍とかって言葉は、
とても重たくのしかかるもので、
それだけで飼主である私たちの心が
砕けそうになるのを
知っていたのかもしれません。


運良くあまり時間をあけずに
CT検査の予約が取れたのですが、
見せられた画像は
腫瘍で詰まってしまった鼻腔と
腫瘍がボゴボコある腎臓でした…。

素人の私が見ても、
腎臓に丸いものがたくさんあるのがわかったほどでした。

病院からの帰り、
車の中で涙で前が見えにくくなりながら
この先どうしたらいいのか
考え続けていました。



癌と診断された時、
飼主は色々な場面で、
いくつも選択しなければなりません。

まずは検査するのかどうか。
次に治療方針。
外科手術、
放射線治療
抗がん剤
漢方薬などの代替医療…。

治療は一つだけではなく、
二つ以上同時にすることもあるし、
途中で切り替えることもできます。

その判断は
お医者さまと飼主との話し合いになると思いますが、
決めるのは飼主です。


わが家はあまり選択肢がない中だったので、
ステロイドによる緩和ケアを選びました。

体力があって
ご飯をしっかり食べている時なら、
抗癌剤放射線治療も選べると思います。

鼻腔内リンパ腫単独であれば、
放射線治療は効果があるそうです。
ただ、毎回全身麻酔です。

腎臓への転移がなかったとしても、
わが家は、
その設備のある病院まで車で片道2時間半。
近くにあっても、
すでに体力がないネオには
毎回の全身麻酔はまず無理だったと思います。


その時その時で
飼主は選択をしなくてはなりません。
それが正しかったのか、
あとから悩むことも数多くあります。

正解はない
ってわかっていても
何度も考えてしまいます。

ネオがどう思っていたのか
知ることができたなら…
と心から思います。




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ネオ、会いたいな。






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